幼児期の喘息は完治しやすいが、幼児期以降に発症した喘息は治りにくいと言われます。 しかし私は成人する頃に喘息が完治したのです。 ◆初めての喘息発作 私は小学生の頃、夜中に痰が絡むような息苦しさを感じるようになり、病院へ行くと喘息発作だと診断されました。 病院では発作時に呼吸を楽にするための気管支拡張剤と、発作がないときも使うアレルギー症状を抑える薬 (いずれも吸入薬)を処方されました。 発作はかなり頻繁に起こるようになっていたので、泊りの時は必ず気管支拡張剤をカバンに入れていました。 発作が始まるのはいつも夜だったのですが、一度発作が起こると3日は呼吸が辛い状態が続き、学校も休みがちになりました。 ◆発作で入院 気候の変化や風邪など、ちょっとしたきっかけで発作が起こることが20年近く続いたある日、 いつもより少しひどい発作が起きました。かかりつけのお医者様は気管支拡張剤があまり効いていないので 急いで大きな病院へ行ってください、ということですぐに搬送され、そのまま入院となりました。 発作がきつくなった原因は分からずでしたが、点滴やいつもと違う吸入薬で症状は日に日に良くなり 1週間の入院を経て退院しました。 それからは発作が起きることにおびえる日々が続きました。 ◆大人になって 社会人になって貯金がたまって来た頃、憧れていた一人暮らしをすることになりました。 家を出ることは不安はありましたが、初めての一人暮らしはとても楽しく充実した日々を送っていました。 ある日、そういえばしばらく喘息発作が起こっていないなと気が付きました。 実家にいた頃との大きな違いは、布団からベッドになったことでした。 実家に戻り当時使っていた布団を見てみると、枕に黒いカビが生えているではありませんか! もしかして原因はこのカビだったのでしょうか? ◆アレルゲン検査 それから数年がたち、血液検査のついでにアレルゲンを調べてもらえる機会がありました。 検査結果はカビ、ダニ、ハウスダスト、イネ類がアレルゲンでした。 私の喘息の原因はやはりカビだったのです。 住環境の変化と、新しい寝具(ベッド)への変更が上手い具合にアレルゲンから遠ざけてくれていたのでしょう。 それからはカビ対策を頑張ってするようになりました。 その後、一人暮らしをやめて実家に戻ったあとも、結婚して家を出たあとも 喘息の発作は一度も起こっていません。